電車通勤をしていると、隣の人にビジネスバッグが当たらないか気になる方も多いと思います。電車の揺れとともにビジネスバッグの角が「コツンコツン」と当たってしまうと、迷惑をかけてしまいますよね。
とくに満員電車の場合は仕事の疲れも合わさって、必要以上に不快に思う人がいるのも事実です。日本では電車内で”暗黙の了解”のようなマナーも複数ありますが、ビジネスバッグは一体どのようにするのが良いのでしょうか?
本記事では、電車でのビジネスバッグの持ち方や置き方について考察してみたいと思います。
電車で座るときビジネスバッグはどうするのが良い?
ガラガラで空いている電車であれば隣の座席にバッグを置くのもありですが、多少混雑している場合は、やはり自分の膝の上に置くか網棚に乗せるのがマナーとなります。
ただ、多少自分の体の幅からビジネスバッグがはみ出るのは仕方ありませんが、隣に人がいるとなれば気をつけなければなりません。
おおよそ横幅40cm程度以上のA4書類が入るビジネスバッグは男性の体よりも幅が広く、隣への注意が必要となるようです。(体型にもよります)
とはいえ、小さなビジネスバッグで大切な書類を曲げるわけにはいきませんし、網棚という目の届かない場所に置くのも少々不安です。
そこで隣の人に当たるのを避けたい場合は、バッグを立てた状態で側面を自分の正面にくるように持つのがもっとも良いのではないでしょうか。
側面を自分に向けた状態であれば、横の人に当たる心配はありません。
ただし両足の間にバッグを置くような持ち方になるので、居眠りをした時に足と足の間から落ちないように気をつけることと、膝より前に出ないように気をつける必要があります。
また、「リュックを背負ったまま座る」「ショルダーの肩ベルトを掛けたまま座る」というのも避けるのがベターです。
ビジネスリュックの電車内のマナーは以前よりよくなったものの、背負ったまま座ると両隣の人より自分だけが出っ張る状態になり、立っている人の迷惑になりかねません。
必ずバッグは体から外して前に抱えるか、重要な書類などがなければ網棚に置くなどの配慮を心がけましょう。その際は、忘れて電車を降りないようにしてくださいね!
ビジネスバッグを選ぶ時も注意する
ビジネスバッグの主流でもあるブリーフタイプは、横長が基本の形となります。ただ、「電車内で隣に当たるのがどうしても気になる」ということであれば、縦長タイプのビジネストートやリュックに切り替えるのもよいでしょう。
具体例として、以下のようなビジネスバッグであればであれば、周囲に迷惑を掛けずに膝の上に置けるはずです。
また、形や縦横サイズのほかにも、「マチの厚み」にも気を配るとより良いです。バッグのマチとは側面の幅のことで、縦と横の寸法が同じでも、マチの厚みによって荷物が入る量が変わります。
マチが厚い(側面の幅が広い)ほど多くの荷物が入れられますが、場合によっては厚みが邪魔をしてしまうことも…。
とくに電車通勤でビジネスリュックを使う場合は、マチが厚すぎないものを選ぶ方が良いでしょう。
まとめ
やはり電車で座る時はビジネスバッグを横の座席に置いたりせず、「膝の上に置く」もしくは「網棚に置く」のがマナーとなります。
しかし、個人や企業の情報漏洩などを考えると、網棚に置くことに抵抗を感じるビジネスマンも多いと思います。
どう持っても邪魔になってしまう・・という場合は、バッグの形やタイプの変更なども考慮してみるのも良いですね。
電車内という狭い空間では、1人1人ができることを意識して譲り合う気持ちを持つことがもっとも大切といえるでしょう。