近年使用する人も多い4輪タイプのスーツケース。2輪タイプに比べて体の近くに寄せながら歩けるため、力の弱い女性にも人気があります。
しかし出張や旅行の移動中は、周りの景色に気を取られたり目的地を目指すことで頭がいっぱいになり、スーツケースの引き方(持ち歩き方)まで気にしている方は少ないのではないでしょうか?
本記事では、4輪タイプのスーツケースの正しい引き方を解説します。周囲の迷惑にならないよう、配慮ある引き方を身につけましょう。
4輪スーツケースの引き方を解説
2輪タイプのスーツケースよりも軽い力で走行できる4輪タイプのスーツケースですが、引き方に慣れていないと人にぶつけてしまったり、寿命を早めてしまったりします。
4輪のスーツケースは底面の4つのキャスターをすべて地面につけて、平行の状態で使うのがベストです。2輪のスーツケースのように傾けた状態で使っている方もいるかもしれませんが、寿命を早めることにつながるためおすすめできません。
というのも、4輪タイプと2輪タイプではキャスターの構造やサイズが少し異なり、余計な負担を与えてしまう可能性があるからです。一般的な4輪タイプのスーツケースは360度回転するキャスターが取り付けられています。
そのため斜めに傾けて2輪だけで走行した場合、キャスターがくるくると回転して力のかかり方が一定になりません。未舗装で段差の多い道を歩くときなど、一時的に傾けて使うのであれば問題ありませんが、常に斜めの状態で使用するとキャスターに負担がかかり故障しやすくなってしまうのです。
4輪タイプのスーツケースを引くときは、4つのキャスターを全て地面につけた状態を基本スタイルにしましょう。
スーツケースの迷惑にならない引き方
4輪タイプにも2輪タイプにも共通することですが、人がいる場所でスーツケースを使う時は、周囲への配慮が欠かせません。4輪タイプは自分の体の横に近づけて走行できるため、2輪タイプよりも狭い範囲で済みますが、それでもマナーを守った引き方を心がけたいものです。
①2輪タイプは後ろ側にも配慮する
2輪タイプのスーツケースは、腕の長さやハンドルの長さ、本体のサイズなどによって、思っているよりも背後のスペースを必要とすることもあります。とくに駅や空港などの人が多い場所で急いでいるとスーツケースにまで気を配る余裕がなく、知らず知らずのうちに人にぶつけている可能性も・・・。
人が多い場所ではハンドルを少し短めにしたり腕を曲げたりして、体に近づけるように持つことを意識してみましょう。
②エスカレーターでは手を離さない
エスカレーターに乗っている間、「ふぅ」と一息つくと同時にスーツケースから手を離していませんか?エスカレーターに載せているスーツケースは、いつ落下するかわかりません。
もし転げ落ちて人に当たれば大怪我をさせてしまう可能性もあり、非常に危険です。エスカレーターに乗っているときはスーツケースから手を離さず、落ちないように気を配るようにしましょう。
③走行音が気になる場合は静音性の高いスーツケースに変える
スーツケースの悩みで多いのが「走行音がうるさい」ということです。人が多く騒がしい場所や、逆に誰もいない場所では問題ないですが、静かな場所でスーツケースの走行音がうるさいと、自分も周りも気になりますよね。
走行音が気になる場合は、静音性の高いスーツケースへの買い替えも検討してみましょう。エンドー鞄が販売する「フリクエンター」は、特許を取得した特殊構造のキャスターを使っているため、走行音が世界一といえるほど静かです。
これまで走行音に悩まされていた方は、その静かさに驚くかもしれません。さまざまなサイズやデザイン、カラーバリエーションを取り揃えていますので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
4輪のスーツケースをつい斜めに持って歩いている方も多いと思います。しかし、劣化を早めてしまう持ち方はできるだけ避けて、地面と平行の状態で走行しましょう。
スーツケースは引き方で周りに及ぼす影響が変わります。常に周囲への配慮を忘れないように走行しましょう。また、走行音で悩んでいる方におすすめの「フリクエンター」もぜひチェックしてみてくださいね。