旅行や出張に便利なスーツケースですが、タイヤが割れて修理と買い替えで悩む方は少なくありません。
そもそも、他のバッグと違いスーツケースで重さを感じずに荷物を運べるのは、地面と接しているタイヤ(キャスター)が正常に回転しているからです。
ではタイヤが壊れた場合、修理して使うほうが良いのか、スーツケースごと買い替えるほうが良いのかどちらでしょうか。
今回の記事では、スーツケースのタイヤが壊れる原因や、タイヤが割れた場合の対応について解説します。
スーツケースのタイヤが壊れる原因
スーツケースのタイヤは、さまざまな壊れ方をします。どのように不具合が起きてどのように壊れるかは、タイヤに使われている素材や構造、状況によってさまざまです。
まずは、スーツケースのタイヤが壊れるおもな原因を4つ紹介します。
タイヤ(ゴム)が劣化するから
スーツケースのタイヤの一番外側(地面と接する部分)は、ゴムで作られています。
ゴムは経年劣化によって割れやすくなったり、走行中に小さな石を踏んだりして表面に小さな亀裂が入ることがあります。
気づかないまま使っている方もいるかもしれませんが、亀裂が入ったまま使い続けていると、いづれは亀裂部分から裂けて割れてしまう可能性があります。
過剰な摩擦が生じるから
通常、タイヤが進行方向に向いていれば地面との摩擦は最小限におさえられます。
スーツケースのタイヤは2輪もしくは4輪のどちらかですが、それぞれのタイヤが進行方向とは違う方向を向いたまま走行すると、過剰に摩擦が生じて負担が大きくなります。
進行方向ではないタイヤで走行すると地面を擦ることになり、タイヤが削れたりヒビ割れしやすくなったりします。
強い衝撃が加わるから
走行中の段差や障害物などはもちろん、スーツケース本体を地面に置くときなど、タイヤに強い衝撃がかかるシチュエーションは多くあります。
1回1回はそれほど大きな衝撃でなくても、積み重なれば小さなヒビも広がって割れにつながります。
気をつけて衝撃を与えないようにすると多少寿命を伸ばすことは可能ですが、衝撃をゼロにすることはできません。
このように、小さな衝撃や経年劣化など、複数の要因が重なってタイヤが割れることも多くあります。
消耗しやすい構造だから
すべてのスーツケースに該当するわけではありませんが、パーツや構造によってはタイヤが消耗しやすく壊れやすいこともあります。
360度回転するものや直径の小ぶりなもの、軸とタイヤを留める形状など、スーツケースによって構造は多少異なります。
とくに1つの軸の両サイドに小さなタイヤがついている場合、片方のタイヤが壊れるともう片方に負担がかかりすぎて故障しやすくなります。
スーツケースを購入する際に、自分でタイヤを交換できるタイプを選ぶのもおすすめです。
関連記事:自分でタイヤ交換できるキャリーバッグ3選|取り替え手順も解説
スーツケースのタイヤが割れたら修理?買い替え?
では、実際にスーツケースのタイヤが壊れたら、修理と買い替えのどちらがよいのでしょうか。
スーツケースのタイヤ交換を依頼できるのは、
- 販売元のメーカー・ブランド
- 街の靴・カバン修理店
- スーツケース専門修理業者
などがあり、オリジナルと同じパーツを使って修理したいのであれば、販売元のメーカーやブランドに依頼することになります。
大手メーカーやブランドのスーツケースであれば、購入店に持っていくか修理部門に連絡すると対応してくれるはずです。
ただ、1万円以下などの安価なスーツケースはメーカー修理が不可となっているケースも多く、その場合は街の修理店か専門業者に依頼することになります。
タイヤ交換のみであれば数千円程度の費用で済むこともありますが、土台本体からの交換や他にも修理が必要な箇所があれば、1万円を超える可能性もあります。
どこに依頼するとしても現状をチェックして見積もりを出すことになると思いますが、余程思い入れのあるスーツケースか、高級なスーツケースでなければ新品と同じくらいの金額になってしまうこともある点に注意が必要です。
ここまでお伝えしてきたことを踏まえると、以下のポイントに当てはまるのであれば、修理を検討してみるとよいかもしれません。
- 思い入れがある
- タイヤ交換のみで済む
- 修理代金が購入価格より安い
- まだ使って間もない
逆に、長年使って経年劣化して他の部分の修理が必要になったり、新品のスーツケースが購入できそうな修理代金であれば、買い替えを検討するほうがよいでしょう。
まとめ
今回は、スーツケースのタイヤが割れたときに修理と買い替えのどちらがよいのか?ということについて紹介しました。
スーツケースのタイヤが壊れる原因はさまざまで、「劣化」「摩擦」「衝撃」「構造」などが挙げられます。
状態によっては複数の原因が重なって大きな割れへと発展することもあり、その症状はスーツケースによります。
エンドー鞄が販売するスーツケース『フリクエンター』は、特許構造のタイヤを装着しており、圧倒的な静けさを実現します。
また、二重構造と上質なゴム質を使うことで振動を約70%削減、もしタイヤが消耗してもオリジナルと同じタイヤキットを使えば、自分で簡単にタイヤ交換が可能です。
また、タイヤ交換だけで直らない場合はメーカー修理にも対応しているので、万が一を考えても安心です!
スーツケースのタイヤが壊れてお困りの方は、この機会にぜひ『フリクエンター』をチェックしてみてくださいね。