ビジネスバッグの持ち手がボロボロになる原因|対処法も解説

仕事で毎日使うビジネスバッグは、長く使っていると持ち手がボロボロになってくることも多いと思います。かといって手ぶらで通勤するわけにもいきませんし、どうにかして対処したいですよね。

そもそも、なぜビジネスバッグの持ち手がボロボロになってしまうのか、疑問に感じている方も多いと思います。

そこで今回の記事では、バッグの持ち手がボロボロになる原因と対処法について紹介します。お気に入りのビジネスバッグの持ち手がボロボロになってお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。

ビジネスバッグの持ち手がボロボロになる原因

ビジネスバッグを含めた”手提げ”タイプのバッグは、持ち手部分を触ることが多いため劣化が進みやすいです。

しかし、ビジネスバッグの持ち手がボロボロになる原因は1つではありません。使われている素材や使い方、状況などによって原因は異なりますし、どのタイミングで寿命を迎えるかは個体差があります。

ここでは、ビジネスバッグの持ち手がボロボロになる代表的な原因を4つ紹介します。

乾燥しすぎている

本革素材が使われている持ち手の場合、乾燥しすぎると表面が割れてボロボロになってしまうことがあります。

ひどく乾燥していると、革の表面が少しずつ剥がれ落ちてしまうことも……。本革は人間の皮膚と同じように保湿が必要で、乾燥が進行していくとひび割れや表面の剥がれにつながってしまいます。

このような状態のまま使い続けていると、持ち手がさらにボロボロになって見た目も悪くなります。

加水分解している

合成皮革のビジネスバッグでは、持ち手も合成皮革が使われることが多いです。合成皮革は素材の特性上、『加水分解』という空気中の水分と化学反応を起こします。

加水分解は徐々に進行するもので、時間の経過とともに持ち手は「ボロボロ」「ベタベタ」な状態になってしまいます。

この状態になった持ち手を元に戻すことはできませんので、できるだけ湿気が少ない場所におくなど、水分に触れさせないように気を付ける必要があります。

黒ずみなどの汚れが付着している

ビジネスバッグの持ち手は手で触れる機会が多く、汚れがつきやすいパーツでもあります。

知らない間についてしまった手の汚れだけではなく、摩擦による黒ずみなども時間が経つと落ちなくなり劣化を早める原因となります。

とくに黒以外の持ち手は汚れが目立ちやすいので、時々水で濡らしてかたく絞った布やクリーナーで拭き、汚れを落とすなどの手入れをしておくのがおすすめです。

接着剤やコーティング剤が剥がれている

ビジネスバッグの持ち手には、素材同士を接着剤で貼り合わせているものも多くあります。

基本的には糸で縫い合わされているかと思いますが、切りっぱなしの持ち手の場合は接着剤の剥がれがドンドン広がる可能性も。

また、切りっぱなし部分の断面を「コバ」と呼びますが、コバ部分にコーティング剤を塗って仕上げている持ち手もあります。

とくに樹脂が含まれたコーティング剤を使っている場合、経年劣化によりボロボロと剥がれ落ちてくることもあります。

ビジネスバッグの持ち手がボロボロになったときの対処法

では、ビジネスバッグの持ち手がボロボロになった場合、どのような対処法があるのでしょうか?

ここでは、ビジネスバッグの持ち手がボロボロになったときにできる対処法として、以下の3つの方法を紹介します。

自分でケアしてみる

持ち手の汚れや乾燥し始めなどの軽症であれば、セルフケアできる範囲かもしれません。たとえば、本革の持ち手で乾燥し始めの状態なら、保湿クリームを塗ることで乾燥の進行を止めることが可能です。

ただし、乾燥し始め程度であれば保湿クリームで対処できますが、ひび割れや表面の剥がれ落ちはセルフケアでは治りませんので注意しましょう。また、汚れが付着している場合は、革や合成皮革用のクリーナーを使うことで落とせることもあります。

できることは少ないですが、ご自身でケアできる範囲であれば一度トライしてみるのもよいかもしれません。

カバンの修理店に出す

バッグの持ち手の修理や交換などおこなっている、街のカバン修理店に出してみるのも1つの方法です。

カバンの修理店では、元の持ち手を使った状態で当て布(革)をした状態で補強したり、新しく持ち手を作成するなどの方法で対応してくれます。

ただし、修理できるかどうかや、どのような修理になるかなどは修理店によって異なりますし、持ち手やバッグの状態によっては修理不可といわれる可能性もあります。

「修理してでも使いたい」と思うほど気に入っているビジネスバッグであれば、一度修理店に持って行ってプロにみてもらうとよいでしょう!

買い替える

セルフケアや修理できない状態であれば、新しいビジネスバッグへの買い替えを検討してみましょう。ビジネスシーンでは、振る舞いや仕事の出来具合だけではなく「ビジネスマン自身」の見た目も大切です。

意外かもしれませんが、持ち手がボロボロになったままのバッグを使って続けていると、「仕事ができない人」にみられることもあるのです。

また、修理できたとしてもバッグ本体の値段より高くなってしまうケースや、本体の劣化が進んでいることで、買い替えた方が賢明なケースもあります。

素材や使い方、保管の環境などによってビジネスバッグの寿命は変わりますが、見た目がボロボロになっているのであれば、使用年数に関わらず買い替えの検討をおすすめします。

まとめ

今回紹介したように、ビジネスバッグの持ち手がボロボロになる原因は、素材や条件によってさまざまです。持ち手の状況によってはセルフケアや修理で対処できることもありますが、難しいようであればバッグの買い替えを検討してみましょう。

とくにビジネスバッグは周りからみられやすいアイテムなので、ボロボロのまま使い続けるのはおすすめできません。普段のケアによって寿命を伸ばすことはできますが、毎日使っていると劣化を避けることはできないと考えられます。

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